追悼上映 鬼才 鈴木則文 -下品こそ、この世の花- @ 新文芸坐

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鈴木則文監督の追悼上映、新文芸坐で日替わりでやっておる。 鈴木則文は東映出身の監督で「トラック野郎」シリーズの人。80年代の「コータローまかりとおる!」「パンツの穴」の監督もこの人。

それで昨日やっていたのが「エロ将軍と二十一人の愛妾(あいしょう)」(1972/東映)と「徳川セックス禁止令 色情大名」(1972/東映)の二本立て…
当時、時代劇ポルノというジャンルがあったらしいのですな…

なぜわざわざそれを見に行ったか。
20年くらい前、友人と「ぴあ」を読んでいたところ大井町の映画館のところに「エロ将軍と二十一人の愛妾」のタイトルが。そのタイトルを見て爆笑したものの実際に見に行くことはなかった。
今回の上映作品の中にそのタイトルが入っていたので、もうこの際ちゃんと見てみようではないかと思ったのである。

さて…
どちらも 徳川家斉とその周辺 が題材。
東映だけあって、セットも衣装も全く手抜かりはなくしっかりしたもの。

「エロ将軍と二十一人の愛妾」、ストーリー的には 城内の権謀の挙句 田舎の精力絶倫兄ちゃんが家斉と入れ替わり、そこに女鼠小僧が暗躍する というものでプロットはものすごくちゃんと作られてる。音楽も普通に東映時代劇だし、女鼠小僧の殺陣(「緋牡丹博徒」とほぼ同じらしい)もあって、 B級時代劇として見ることができる。とはいえニセ家斉はずっとやってるので下品は下品だw 基本的なトーンはコメディタッチ。岡八郎、大泉滉、由利徹も出ている。 前半はコメディで楽しいんだけど、後半 ニセ家斉が錯乱していくところでテンションが下がり、尻すぼみ感あり。主演は池玲子

同年の「徳川セックス禁止令 色情大名」は、名和宏など「エロ将軍…」とかぶっているメンバーもいるんだけど、渡辺文雄、山城新伍が出ている。内容は…一言でいえばモンドで、ストーリーは とっ散らかり気味w。時代劇にも関わらず音楽はラテン系パーカッションとかフレンチ系ダバダバ。メインで出てくるのが サンドラ・ジュリアンっていうフランスの女優(この映画の売りは杉本美樹とサンドラの日仏共演)で、彼女の出てるところは時代劇あまり関係なくなっているようなw 悪役の渡辺文雄はフランス語を交えながらサンドラを恫喝。山城新伍もエロあり。女性の切腹シーン(BGMつき)など、まあヤコペッティみたいな猟奇的なとこまではいかないけど、だいぶどうかしてる。あと、黄色いお花畑で2大女優が走り回るシーンとかねw。70年代こわい。
こちらのお笑い要員は岡八郎、平参平、大泉滉、鳳啓助、京唄子。

つかれた…

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