ヘンリー・ダーガー展 アメリカン・イノセンス。純真なる妄想が導く「非現実の王国で」

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生前は偏狭な老人としか思われていなかった人が、実は妄想世界で壮大な物語を構築していたのが発見された、というドラマ性もあって、ヘンリー・ダーガーはアール・ブリュット/アウトサイダーアートの代表的な作家とされている。

今までも何回か日本で展示はされていたようなんだが見に行ったのは初めて。

ヘンリー・ダーガーの生い立ちなども詳しくパネルで説明がされていて、みんなそれをじっくり読んでいた。作品以外にも、イメージの蒐集家であったダーガーのスクラップブックや塗り絵の束(おそらくどこかで拾ってきたヤツだろう。もうぐっしゃぐしゃ。)も。

作品(「非現実の王国で」の挿絵) は、時系列をある程度しか意識させない並べ方。蒐集した膨大なイメージからのトレースと思われる部分があるかと思うと、いきなりイメージそのものがコラージュみたいに切り貼りされていたり。

「非現実の王国で」は戦争物語、だけど主人公はヴィヴィアンガールズという少女たち。執拗に出てくるモチーフは、爆発、逃走、捕らえられ縛られる、首を絞められてグエってなってる少女。さらに少女にはほぼもれなくちんこがついている。
それで、物語はダーガーの精神状態に連動しているから、途中から段々スプラッターみたいになってくる。でもデッサン力があるわけじゃないからそんなには怖くないのが救いといえば救い。最後、戦争が終って花に囲まれた世界が描かれるんだけど、そこにも「首を締められてる像」が据えられてたりする。

なんでしょう。ずっと見てると、持ってかれちゃう感じというか。強烈だ。
 

2011/5/15まで、ラフォーレ原宿のラフォーレミュージアムで。

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