09年刊。
武藤のバックグラウンドに関しては、他のところでもよく話しているところなので新味はない。
後半の マッチメイク(武藤とカズでやっているらしい)論、興行論、レスラーの育て方などの話はわりとおもしろい。ヴードゥーマーダーズはGUERNTAIより評価しているとか。今の全日はとにかく若手の促成栽培っぷりがすごいが、それは明確に方針としてあるみたい。
新日的道場主義を否定しているのは、へえって感じ(カシンからカズにコーチを変えたのはそういう理由だと。スパーリングは重視しないんだそうだ。ついでに、カシンはあくまでも自分じゃなく馳先生が連れてきたんだ、とか言ってるw)
その他、細かいところで興味深いのは、テンコジ復活のときに相手として小原道由をからめようとしたけど、普通に社会で働いてるんで、と断られたとか、船木にグリーンボーイっぽく見えるからドロップキック多用するなと指導したとか、小島は明るいキャラだから連れてきたけどリング外では意外と暗かったとか。
アングルって言葉は普通に何度も出てくる。当然ながらどこまでが本人の言葉かはわからないけど。
DDTへの言及が多いのもわかるっちゃあわかるが意外だ。これもどこまでが本人の言葉かはわからないけど。