Robert Fripp – Exposure (CD, Album) at Discogs
フリップ爺の79年1stソロ。今回聞いたのは「完全版」。オリジナル(“First Edition”)に加えて、丸ごと別ミックス(“Third Edition”)とボーカリストが違う別テイク収録のDisc2がついている。「輸出禁止」と仰々しく書かれた日本盤である。
多様なメンバーが参加しておる。ボーカルにはヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターのPeter Hammill, 1stソロ “Sacred Songs“がロバフリプロデュースだった Daryl Hall、ドラムにPhil Collins、Narada Michael Walden。ほかにBrian Eno, Peter Gabrielなど。
テープのループによる?喋りサンプリング、超多重録音での地獄コーラス、ロックンロール(いまいち!)があったかと思えば、”Red”ばりのメタルクリムゾン、と分裂症的な展開。その後の新クリムゾンへ向かう過渡期だったのだろう。
別テイクでは Daryl Hall がボーカルのテイクが目立つ。特にタイトル曲とか、こっちだったら良かったのにと思ったり(これもマッチしてるとは言いがたいけど)。リリースされた方のTerre Rocheのボーカル、やたらエキセントリックだからなぁ…
Bill Bruford’s Earthworks – Dig? (CD, Album) at Discogs
Bill Bruford’s Earthworks は Bill Brufordがついにリーダーとなったグループ。ところでBrufordの発音は「ブラッフォード」ではなくて「ブルフォード」なんだそうですな。いつかの「レコードコレクターズ」誌インタビューで強調していた。
“Dig?”、リード楽器はホーン2本だが、カリプソっぽい音色のシンセも入って ドラムはお気に入りのsimmons多用。意外とポップなフュージョンであった。
“Downtown“(Petula Clark 64年のヒット)カバー、印象的。