やはりタダでは済まなかった 内田裕也ロックンロールトーク&サイン会 @ 新宿タワレコ

初CD化作品を含む内田裕也関連5作品が高音質CDで再発 – TOWER RECORDS ONLINE

過去作リイシューに伴うイベント。

18時きっかりにスタート スペースはエガちゃんのときより少し狭め?
まずは近田春夫が登場し馴れ初めを語る。

内田裕也登場。黒ジャケットサングラスにステッキ。
マイクを持つと、まずは昨日の22年ぶりNHK登場の話を始めた。「NHKも賭けに出ましたね」という発言に若干お怒り気味wだったようだが、感慨深いものだったらしい。 道でおばさんに「良かったわよお」などと声をかけられNHK効果を実感したとのこと。

そこからは、「内田裕也とザ・タイガース」からフラワートラヴェリンバンド、クリエイション、キャロルとの交流あたりまでの歴史を理路整然と淀みなく語った。
フォークの連中がテレビに出なかったのは単にブスだったから。Tシャツにジーパンなんかで、だけど成功した人たちは今はアルマーニを着ているなど皮肉る。
ジョン・レノンと同い年であると3回言った。
66年にビートルズのオープニングアクトをやったんだと言ってからジョンとは打ち解けたとか。ジョンと飲み歩いて歌ったんだけどそのときの歌がChuck BerryだったりLittle Richardだったりでルーツが同じだと思った、など。その頃ちょうど”Rock n’ Roll”をレコーディングしていたのだとか。

近田春夫も入ってトーク(といっても基本的にはひとり語り)。話題は再びNHK出演。番組終わりでNHKの食堂で朝定食、そのあと近場の店でギタリストとワインのミニボトル10本をあけて、東急10階の蕎麦屋へ移動し日本酒を飲む。そこからは記憶無しとのこと…
去年紅白で美輪明宏が「ヨイトマケの唄」を歌っていたから、俺も「朝日のあたる家」を歌いたい、と意欲を見せる。
リイシューされた5枚のアルバムについて簡単にコメント、来週の10円コンサートについて(実行委のメンバーに関してもめたとか?)。

18:40頃からインターバルなしでサイン会へ。
筆ペンでサインをしているようだったのだが、なぜか硯がおいてあり、そのたびに墨汁をつけていた。サインはぶっとい漢字で、存在感がすごい。途中で上着を脱いだらシャツだと思っていたのは白地のアディダスのジャージだった。ついでに下もアディダスの黒のジャージだった。こんな着こなしはこの人にしか出来ない。(NHK出た時と同じ衣装だ、と言っていた)

今日時点で券はすでに配布終了であったので、普通ならここで帰ってしまうのであるが、そのまま残ってサイン会の様子をみていたのは「何か起こるんじゃないか」という邪悪な期待のためであった。裕也氏、非常に丁寧に対応していたので時間もかかる。

約1時間後の19:38前後。サイン会も終盤なので人は少ない。


最後の方で熱いファンの人が、2ショットで写真を撮ってくれとスタッフさん(ワーナーの人)に頼んだのだが、ルール上ダメだったのでちょっと押し問答気味になった。

そこで裕也氏の声が響いた(マイク無し)。「じゃあやめようか!?」 あ。。。。ヤバい。。。
サングラスなんで眼光はわからないけどスタッフさんをグッと睨みつけている。ゾワゾワっとなる場内。マイクを取り落とす近田氏。「ゴトッ」という音がスピーカーから流れていた裕也ロックンロールに混ざる。
ひとしきり怒鳴り、最後に捨て台詞的に 「(写真撮るのが)できないだとぉ?俺だってできねぇよ!!」 ことばの意味はわからんがとにかくすごい迫力だ。。

結局、その場は写真を撮ることになって落ちついた。そうは言ってもスタッフも立場があるしなぁ。カワイソス。

サイン会は継続し、その後5,6分で 一部に若干問題ありつつも いなして終了。
最後のあいさつではワーナーに謝意を述べつつ「ちょっとキレそうになりましたけれども…」いやいや、完全にキレてましたけど。。。でも裕也氏の「キレる」というのは暴力沙汰までいった場合なのかもね。。

いいもの見せてもらったぜロックンローール。
 

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