トム・ダウド いとしのレイラをミックスした男 [DVD]
アップリンク 2006-09-15 |
Tom Dowd & the Language of Music (2003) – IMDb
最悪な邦題のためにスルーしてしまっていたが、ピーターバラカンセンセイの本に載っていたのを見て慌ててチェック。
アトランティックレコードの創生期を支えたプロデューサー、エンジニアのTom Dowd、存命中に本人が語ったドキュメンタリー。アトランティックのR&B、ジャズ、ロック あらゆる作品でその名前が見られる偉人。
デレク&ドミノスのアルバムは膨大な仕事のうちの一つなので、そのように扱われている(なのでこの邦題はミスリードなのだ)。Eric Claptonはインタビューで登場。他にもRay Charles、Allman Brothers Band などが。技術者でありつつ同時に音楽家の耳を持っていたのが、ミュージシャンからの厚い信頼の基になったのだろう。
ダイレクトにレコード原盤に溝を掘っていた時代から、8トラックでのレコーディング手法を開発した話(最初はボリュームがつまみだったのを、ピアノ的に扱えるようにスライドに変えたのだとか)、アトランティック創設者Ahmet Ertegunが語っていたり、Aretha Franklinのレコーディング時の映像が少し見られたり。アトランティックの歴史。