GK新刊。これはかなりの会心作じゃないだろうか。
自分語りがちょっとうるさい気もするがそれは小さな欠点。
5章にわかれていて、元新日の選手たちにインタビューをしている。ただし、Q&A方式ではない形でのまとめ方。
小原道由。柔道の話、橋本小川戦でなぜ飛び出していったのか(長州に言われたから、だそうだ)。
その後の新日と猪木とのしこり。などなど。スパーリングでは強かったというからやはり時代が合わなかったのか。でもそれだったらUに行けばよかったんではないかという気もする。
片山明&大矢剛功。片山はSWSでの事故以来約20年ぶりに公に姿を見せた(1枚だけ写真もあり)。これはいい仕事。
栗栖正伸。新日→ジャパン→全日→FMW→フリーで新日 という渡り歩き系。FMW初期の話が特に興味深い。
越中詩郎は今出ているGスピリッツと若干かぶってもいるが、具体的なギャラの額なんかが書いてあるのは結構画期的かも。
大谷晋二郎も同様に(当時の)ギャラの額が。
インタビュー対象の多くは普段スポットライトが当たらない/当たらなかった人たち。という意味でもなかなか良かった。