オライリージャパン
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原書:Beautiful Code: Leading Programmers Explain How They Think (Theory in Practice (O’Reilly))
Beautiful Code – O’Reilly Media
本当に多彩なエッセイ集。日本版で600ページある。
レイヤー的にも、アプリケーションであったり、プログラミング言語そのものであったり、OS(Solaris, FreeBSDなど) のコードであったり…と限定されていないので、それぞれの有名人たちがなにを「美しい」としているかも様々であって。たとえば速さこそ美しさだという人もいるわけだ。
言語的には、C,C#,Lisp,Perl,Haskell,Ruby,Java,Python…など。新しめのトピックとしては MapReduce、RESTfulな通信なども。
正直、OSのレベルの話とかは読んでもよくわからんかった。
だがしかし。これだけ多岐にわたる、しかも深い洞察が含まれた文章が集まっているだけに、ソフトウェアエンジニアであれば必ずどこかで刺激が得られるんではないかと思う。読んで損はない。
アクセシビリティ関係のエッセイも二本収録されていた。一つ目、”eLocuter”は、ホーキング博士が使っているEqualizer(なんと今は発売されていないばかりでなく、ソースも失われているのだという。)的な機能をオープンソースで実装したシステム。
もう一つのemacSpeakは、emacsを音声で表現する視覚障碍者向けのシステム。たしか私は”Web Access 97″でこの人のプレゼン聞いたような気がする。開発は継続されていたのだな。
忘れないように、私がピンときたキーワードのリンク。
Software transactional memory – HaskellWiki
カリー化 – Wikipedia
Currying – Wikipedia, the free encyclopedia
Duck typing – Wikipedia, the free encyclopedia
SourceForge.net: eLocutor – The Hawking Communicator – Project Web Hosting – Open Source Software