赫い髪の女 @ しんゆり映画祭 2009

→ KAWASAKI しんゆり映画祭 2009|赫い髪の女

今年のKAWASAKI しんゆり映画祭では神代(くましろ)辰巳監督の特集が組まれている。神代監督は日活ロマンポルノの巨匠で、今日やっていたのは79年の「赫い髪の女」という作品。
会場が小さいこともあるけど、チケットは完売だった。
 

石橋蓮司宮下順子、阿藤海、亜湖山口美也子が出ていて。まあロマンポルノなので基本的には最初から最後までずっとやってるのだが、エロいんだけどエロくないというか。この作品の原作は中上健次なのだ。
全編通して使われてる曲は憂歌団
 

上映後、スクリプター白鳥あかね(この作品ではスクリプターやってないとのこと)の司会で、石橋蓮司と脚本の荒井晴彦のトークショー。以下、内容を適当に。
・当時あまり客は入らなかった(「この内容じゃ勃たないから」)。2月と8月は日活の「捨て番組」の月で、2月に公開された。(荒)
・日活ロマンポルノは750万の予算、7-10日の撮影期間、10分に1回のポルノシーンという条件をクリアすれば何をしてもいい場だった。だからみんな飛びついた。(白)
・撮影は14日くらいかかって、ロケもやった(石)
・宮下順子は年齢的な部分もありこれが脱ぐ最後だという決意でやっていたので、気合いが入っていた(石)
・ワンショット長回しが多くて驚いた(石) 神代監督は長回しが多かったらしい。「長回しは大変なんです。バレものが映りやすいし」というようなことを言ってた。
・もっと違う体位ないのか、と監督に聞かれて困った(石)
・同時期に石橋-神代の組み合わせで撮った東映の「地獄」という作品には監督は忸怩(じくじ)たるものがあったらしい。京都の撮影所で制約が多かったのではないか、みたいな話。

映画の中でははっきりと示されていないが主人公の女は部落出身の設定であることもトークでは触れられていた。それを知って初めて意味がわかるシーンもある。深い。

 

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