ノア「Summer Navigation’07」最終戦(7/15 日本武道館)
ついに1Fスタンドに暗幕がお目見えしてしまった。うーん、やっぱり苦戦しておるのか。とはいえ、こんな天候の中、上から下までそこそこ埋まった感じ。
注目はやはりJrのタッグリーグ。
丸藤,飯伏 x KENTA,石森
全員動けるわけで、予想を超えるような動きの連発。特に、終盤でのKENTAとの絡みを初めとした飯伏の驚異的なムーブで場内大爆発。飯伏がノア武道館を食ってしまった。もちろん丸藤のアシストがあってのことだけども、僕の目には大ブレイクと映った。負けはしたんだけど、座ってる席のまわりからも「すげー」「すげー」って声ばかりが聞こえてくるという…
鼓太郎,マルビン x ブリスコブラザーズ
と、そこまでは良かったんだけど。この後もJrの試合があったんだよな。第7試合。これが引き分けにならないと、もう1試合追加で決勝戦をやることになる(そんなん無理じゃん)という状況。で、両チーム30分動きっぱなし。でも前の試合があまりにすごかったため客席の反応は今ひとつ。完全に割を食っている。最後の最後でレフリーが場外に転落してカウント間に合わず時間切れ、みたいになったのがダメ押しになって、場内大ブーイング。
そこで優勝はKENTA組になったんだけど表彰式でもブーイングやまず。
矛先は鼓太郎,マルビン,ブリスコに。でもねぇ、これはいくらなんでもかわいそうだと思う。別にそんなに悪い試合じゃなかったし。30分動きっぱなしでだ。挙げ句に「しょっぱい」ってことにされちゃあね。
志賀,川畑 x 秋山,力皇
変な雰囲気のままセミに突入。なぜこれがセミなのかは理解に苦しむけど。本来これは生暖かーく見守るべき試合だと思うのだが、場内は必要以上に目が厳しく「とっとと終わらせろ」的なヤジもかなり飛ぶ。それが20分強続いちゃったもんで、ますます空気が。こういうのって機転をきかせて途中で切るわけにはいかんのか?
三沢 x 田上
相変わらず田上人気は高い。三沢とか田上ならアレでも許されるらしい(やっぱり)。空気も改善。
でも二人ともどんどん攻防がかっこわるくなっていくというか、必死というか、その老いっぷりがリアル。そして三沢の勝利者インタビューでの「今日ぐらい休ませろよ!」という客へのぶっちゃけ発言で幕。
ここまで休憩無しの3時間半。長すぎるって。第6試合に完全に食われた興行だった。最近、ノアは前の試合に食われるってパターン多いように思う。これは全くの邪推だけど、若い人たちが 労働組合的なマッチメークに我慢できなくなってんじゃないのかなぁ?沸く試合を中心に据える方がどう考えても健全だと思うけど。