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タモリ: 芸能史上、永遠に謎の人物 (文藝別冊/KAWADE夢ムック) 河出書房新社 河出書房新社 2014-01-18 |
タモリ特集な本はちょうど同時期に「ケトル VOL.16」ってのも出てたけど、そっちが”Pen”誌的なスタイリッシュかつ薄めなつくりだったのに対して、さすが河出書房のムックは字ばっかりで濃密だ。全く歴史を考慮していなかった(らしい)新書「タモリ論」へのアンチテーゼの意味合いもあるようだ。したがって力点は70年代タモリに置かれている。
団しん也、大橋巨泉、山下洋輔など、ごく近い人達の新インタビューも豊富。高平哲郎らの80年前後の原稿再録も。
にも関わらずタモリの謎がどんどん深まっていくのは何故。。。
資料集の番組リスト、せめてテレビかラジオかくらいは書いて欲しかったとか、多少の不満もあるものの、良質なタモリ本。