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メイキング・オブ・ピクサー―創造力をつくった人々 デイヴィッド A.プライス 櫻井 祐子 早川書房 2009-03-20 |
これが。とてもおもしろかったのですよ。
ピクサーの特異な歴史をなぞって、前半はシリコンバレー近辺のベンチャー物語、後半はディズニー絡みのハリウッド物語 として読める。
ジョン・ラセターを筆頭にした現場の話がありつつ、いやーな性格ジョブズ話も当然ふんだんに盛り込まれている。
文中に出てくる名前、ルーカスは当然だけど、アラン・ケイから宮崎駿まで。振り幅すごいわぁ。
今でこそ確固たる地位を築いているけど、「トイ・ストーリー」が公開されるまで紆余曲折の連続、綱渡りだったことに驚く。そんで、「トイ・ストーリー」公開直後に一気に上場までもっていって、(主に自分の)起死回生の逆転を成功させちゃったジョブズの勘。さらにディズニーと亀裂が入ったときのジョブズとアイズナーのドロドロ、ドリームワークスとのドロドロ、ディズニー内部のドロドロ など。
あと、あれだ、上場のあたりを読んで思ったけど、一般の社員ってほんと幸せになれないもんだよね(T_T)