復刻 幻の藤原ノート――「ゴッチ教室」の神髄
posted with amazlet at 10.01.07
藤原 喜明
講談社
売り上げランキング: 2542
講談社
売り上げランキング: 2542
最近のノート本ブームにのってか、藤原ノートも本になった。藤原組長がカール・ゴッチのところで修行していたときにつけていたノートね。ただ、ノートの原本が載っているのは 4,5ページくらい。
本体は極める部位ごとに章立てになっていて、ヒールホールドやらアームロックやらの入り方、極めるときのポイントなどがイラストで図解されている。一応、本人がイラストも清書したという体になっているが、イラストはプロの手によるものと思われ。構成はヤスカクなので、文章はヤスカクでしょう。
ゴッチという名前でなんとなく期待される、裏技的なのはコラムで3つ入っている。そのうちの一つは「相手が大きくてバックで投げられないときは陰毛をつかめ」というものであった…
基本、全部テコの原理なのだということが図解でよくわかる。そして、背筋やら肘やら、自分の体、相手の体のすべてをうまく使って極めるのだということも。
イラスト見てると、どうしても極めてる人は藤原で、極められてる人は新倉か小杉に見えてくるんだよなぁ。んー闘魂スペシャル。その感じがわかる人なら買っても楽しめるんじゃないだろうか。新日、U時代の写真もそこそこ入ってる。