薄めのパンフは小佐田定雄氏による枝雀年表が見開きで。
会場外には昭和48年の枝雀襲名披露時のお配り物セット(手ぬぐいほか)、それから写真パネルの展示あり。
売店の手ぬぐいは下の写真にある「萬事機嫌よく」と、オレンジ系統の柄物があった。別に米朝一門のもあった。
最後の弟子、桂紅雀は「普請ほめ」、続いて桂雀々はマクラ長めで「動物園」を激しいアクションで。桂南光は「あくびの稽古」。
みんな枝雀一門だけど、個性が全然違うのだった。 紅雀はやっぱり枝雀の型に近い感じがまだ残ってるような気がした。
そのあとはゲスト、桂春団治の「祝いのし」。渋い。
後半は枝雀のビデオ「つる」上映でスタート。出囃子「昼まま」は生で。何百回と聞いてる出囃子なのでちょっとゾワゾワっとくる。朝日放送の「枝雀寄席」から。これは今年出たDVDのセットにも入っていない。
そのまま、3人に米朝師匠も入って20分くらいのトーク。でもあまり枝雀の話にはならなかったような。何しろ米朝師匠(11月に文化勲章受章)、「雀々」という名前に今さら爆笑するわ、「息子さんが双子で…」「双子やない!」など、もうすごいことになっていた。それを南光が何とか転がすといった体。途中貴重な映像が二つ。自宅の落成時に南光が撮っていた枝雀の挨拶と、最近朝日放送で見つかったという小米時代の新作短編「20世紀」(モノクロ)。
最後は、天国の師匠にお祝いということで拍手を捧げて終了。