この前岡本太郎美術館で横尾大先生にサインをもらった本であります。
「岡本太郎の絵画」後期 と 横尾忠則公開制作 @ 川崎市岡本太郎美術館 | Cafe de Shrimp
隠居宣言とは即ち、グラフィックデザインの仕事はもうやらん、自分の描きたい絵だけに専念する、ということなんだそうで。御歳70だから、まあ正しい気がする。
編集部の108問に答えるという形式になっている。
20年くらい前に読んだインタビューでの横尾先生は、半分以上あちら側に行ってしまっている感じがして、私はその印象をずっと引きずっていたのだが、ここにいる横尾先生は、なんか、ちゃんと普通に生きている人だった。だからこの本は一般の人でもふつうに読める本なんである。とはいえ、たまに「アカシックレコード」なんて単語が出てくるあたりはふつうじゃないかもしれん。三島由紀夫や寺山修司の話もちょろちょろと出てきていておもしろい。
ああ、もうそろそろ隠居してえ。