「世界最強虫王決定戦」っていうDVDシリーズがありまして。
たとえば
* 世界最強虫王決定戦・名勝負ベスト30 [DVD]
* 世界最強虫王決定戦 第三弾~肉食昆虫界のラストエンペラー オオエンマハンミョウ見参!~ [DVD]
などですが、これのプロデューサーが小説家の新堂冬樹。
この新堂先生がついに昆虫バトルを映画にしてしまったという初監督作品が「劇場版 虫皇帝」であります。
劇場版虫皇帝−公式ページ
新堂先生はこの映画において、コミッショナー的役割と、試合の解説もされています。
テーマは「昆虫軍 vs 毒蟲軍」。昆虫軍はタガメ、カマキリ、クワガタとかカブトムシで、毒蟲軍はサソリ、ムカデなどで構成されております。
基本的には、小さいアクリル箱の中で虫がカサコソと闘うのを、たまにピントがずれたりしながら撮り続けている感じです。時にはより良いショットを撮るために戦場であるアクリル箱自体をガサっと回転させたりします。
そういったシングルマッチを24戦やります。当然ながら、この闘いでは負けた方は確実に死んでます。基本、体液出ちゃってます。 個々の昆虫は概してお値段が張りそうな感じです。制作費のほとんどは昆虫代ではないかと推測します。
24戦もあるので、相当の中だるみもあります。しかし、油断していると一番最後の試合「国産カブト vs ダイオウサソリ」でひっくり返ることになります。ものすごいものをアップで映したりします。ヒントは「大和魂」。
私が見た回では20人弱の観客の中に子供さんがいたのですが、最初元気だったのに、帰るときにはすっかり無言になっていました。トラウマにならないことを祈ります。
ちょっとサソリに頼りすぎじゃないかな、っていうのはありましたけどね。
そして、なんでコレをでかいスクリーンで見る必要があるのかという…
なお、本作品は9/13時点の Yahoo!映画で「みた人:5人 ファン数:0人」です。