60年代半ばから80年代半ばくらいまでの約20年間、多摩市に通称「アパッチ砦」と呼ばれる丘があった。
アパッチ砦 – 多摩ニュータウン.com
西部劇に出てくるアパッチ砦のような形状が特徴的で、テレビ番組のロケでも多く使われたという。
その中の一つであろうと言われているのが「ウルトラQ」の「カネゴンの繭」の回。二瓶正也がブルドーザー乗ってるシーンや、このDVDのジャケになっているカネゴンが佇むシーンなどがまさにそうであるらしい。
自分は2021年の「第31回TAMA CINEMA FORUM 怪獣とヒーローと多摩の50年」のトークショーで知った。
国土地理院地図1974−78年の航空写真。周りが更地なので相当目立ったのではないか。多摩川の砂利が採掘で無くなった分の土をこの辺りから持っていって埋める、ということをやったらしいのだが、鉄塔があった場所だけ元の地形が残されたと。(参考文献参照)
現在は聖ヶ丘団地が建っている。
団地東側から
今も高低差はある。北西側からの風景
おそらく今はこの鉄塔が当時の鉄塔と同じ機能をしていると思われる
参考文献: アパッチ砦の出現と消滅–中間風景論序説「多摩ニュータウン研究」(8) 多摩ニュータウン研究編集委員会 編