Bob Dylan、東京ガーデンシアターでの4日目(4/15)。
金属探知機でのチェックや手荷物検査があり、スマートフォンも封印される。
ガーデンシアターのアリーナは小さめで、その分縦に広がるオペラハウスのようなつくり。
開演前は特に音楽なども流れず、時間になったらブザー等もなく唐突に暗くなり、クラシックの音楽とともにメンバーが現れた。客席の照明は完全には落ちず、オレンジ色っぽい照明がついている。
ステージは赤いカーテンに間接照明。暗めの幻想的な雰囲気。
Bob Dylan Concert Setlist at TOKYO GARDEN THEATER, Tokyo on April 15, 2023 | setlist.fm
Dylanはピアノ弾きながら。驚いたのは声にツヤがあったこと。”Rough and Rowdy Ways”のアルバムでは声がほんとにガサガサだったのでそのままなのかと思っていた。間、声がひっくり返るタイミングなど、変幻自在。アレンジは最新アルバムの曲ですら変わっていたようだ。メンバーは常にDylanを取り囲んで注意を向けており、ディランに引かれた集中線が見えるかのようだった。
このツアーのセットリストは2021/11以来不変だったのだが、4/12にカバー曲枠で突如Greatful Deadの曲を初演し、それだけでニュースになっていた…
Hear Bob Dylan Break Out The Grateful Dead’s ‘Truckin’’ – Rolling Stone
前日もGreatful Dead曲のサワリとシナトラカバーだったので、少し予習していったのだが、この日は全然違って”Not Fade Away”を演っていた。Crikets(Buddy Holly)がオリジナルだが、アレンジはBo Diddley的なジャングルビートを取り入れたRolling Stonesのカバー版に近いものだった。
曲間にディランが話したのは、メンバー紹介と曲終わり(“Crossing the Rubicon”と”Gotta Serve Sombody”の2回の「thank you」。
暗い中遠くから見た彼の姿が年齢を超越した存在のように感じられた。