SIGN “O” THE TIMES: Super Deluxe Edition / Prince

Prince / プリンス「SIGN “O” THE TIMES: Super Deluxe Edition / サイン・オブ・ザ・タイムズ:スーパー・デラックス・エディション」 | Warner Music Japan

8CD+DVD、92曲中63曲未発表曲。ましてPrince全盛期で”Parade”のあと”Dream Factory”3種、”Camille”、”Crystal Ball”というアルバムを作ってはボツにしたあとの2枚組。で、この間がたった一年間。恐ろしい。今回のトラックと既発のボーナストラックなど合わせると、おそらくその幻のアルバムをプレイリストで再現できるんじゃないか…

まだパッケージが届いてないけどYouTube Musicで聞くことはできるから聞いていた。このボリュームだとまあー聞き終わらない。

DISC3はシングルバージョンや12インチミックス。”La, La, La, He, He, Hee(Higly Explosive)”聞いたことなかったかも。

DISC4からが未発表曲。この時期の未発表曲はそれこそ30年前からブートとして出回ってたものもあるんだけど…Miles Davis参加の”Can I Play With U?”ちょっと自分が知ってた音と違うような気がするが、昔聞いたのが音質悪すぎただけ?オリジナルの”Strange Relationship”がなかなか良くて。Wendy&Lisaの音楽的貢献度がすごく高かったことは最近になって明らかになってるけど、ここでもそれがよくわかる。”All My Dreams”,”In A Large Room With No Light”あたりが当時リリースされていたら、”Parade”の路線が続いていたかもしれない。それもまた魅力的。

DISC5の”Crucial” 98年の”Crystal Ball”収録版とは歌詞がちょっと違う。”The Cocoa Boys”はBlack Albumの兆しあり。

DISC6 “Walkin’ in Glory”ゴスペルっぽい曲なのに部分的にBlack Albumの”2 Nigs United 4 West Compton”と同じ演奏が入ってるので驚く。”Woderful Day (12” Mix)”はもう半分以上Wendy&Lisa。この二人ほんとすごいけど、それ故Revolutionは終わってしまったのかもしれない。

DISC7,8はユトレヒトでのライブ。映画版で聞けるアレンジとほぼ同じだが、こっちは過去曲もあってやっとライブの全貌がわかった。

DISC9 DVDは1987/12/31 Paisley Parkでの年越しライブ。Miles Davisが現れるところだけかつてのドキュメンタリーで1分くらい公開されていたことはあったが、映像の全貌がついに見られる。序盤、”Erotic City”からの”Housequake”はSign “O” the Timesツアーじゃなくて翌年の”Lovesexy”ツアーでやっていた流れで、もう振り付けとか演出も完成している…ツアースタートは半年くらい先なんだが。”Purple Rain”の前に”Auld Lang Syne”(蛍の光)ジャム始める。Milesが登場する”It’s Gonna Be A Beautiful Night”、今も未発表の”The Line“って曲中盤に出てくる”brand new dance Kangaroo”っていう件がちょっと出てくるんだけど、たしかにカンガルーっぽく飛んでるんでこれがそうだったのか、ってなった。いくつあるのかわからないキューをバンドに引っ切りなしに出しながら、”Cold Sweat”や”Chain of Fools”なんかも混ぜながら30分以上やっている。 圧巻。

ライナーノーツ。スザンナ・メルヴォワンやレニー・ワロンカーの証言を交えたアンドレア・スウェンソンのライナーが特に良い。ボニ・ボイヤーってプリンスにも臆せずガンガンいっちゃう人だったのか。