字小さめ1ページ2段で500ページとなかなかの読み応え。生まれからホークス、ザ・バンドになって、ラスト・ワルツまで。どのエピソードもものすごく細かく精緻な表現、あちこちで伏線が張られていたりして文学的でもある。そうである理由すらも生い立ちなどから説明されていたり。隙がない。ロビー・ロバートソンやっぱりすげぇな。
交友関係は(もちろん)ボブ・ディラン、ビートルズはじめ音楽業界にとどまらず、アート(アンディ・ウォーホルやダリ)、文学、映画(監督、俳優)にも及ぶ。音楽作品は自分がプロデュースしたものや一曲だけゲスト参加しているものまで細かくエピソードを披露。ストリーミングなんかでその曲を聴きながら読むと最高。まあそれにしてもドラッグの話が尽きない。