


超満員とまではいかなかったもののスタートからの反応の良さは期待感の高さがわかる。ライムスター宇多丸、荻昌弘を引用しての完璧な開会宣言。ペドロ高石引退試合、最後はホロリとさせられる。青木真也の使い方、これまでのプロレス興行の中で一番うまいんじゃないかと。
OBである酒井一圭(現 純烈)もゲスト的な扱いではなく主要な役どころ。そして純烈の不祥事も隠すどころかむしろ積極的にストーリーに絡めていく。
クロちゃん、ヘッドシザーズされたところからの倒立、などいくつかのムーブをスムーズにやってて驚く。
メインをアントンvsDJニラにして、これを一番見せたかったという坂井。二人ともトリッキーだが客の集中力は切れさせないあたりの円熟味。
例によって他にも色々あって書き切れないが、8年ぶりのマッスルは安定と熟練の面白さであった。