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ラジオのこちら側で (岩波新書) ピーター・バラカン 岩波書店 2013-01-31 |
バラカン先生最新の本は語り下ろし。ラジオでのDJ仕事について語る。なかなか熱い。80年代頭くらいからの日本FM史にもなっている。矢野顕子との番組ってあったのか。聞いてみたいものだ。
それから、衛星ラジオやインターネッツなどの音楽放送の世界的な状況も少しわかる。
いいエピソードとしては、昨年 番組でリクエストがあったので「ソウル・ドラキュラ」をかけたが「ごめんなさい、耐えられない」と言って途中でフェードアウトした話。
BBCのジョン・ピールの番組は多くの貴重なスタジオライブ音源を残したが、これは当時の英国ラジオが一定時間しかレコードの音楽をかけることができなかったからなんだって。権利関係。いつの世でも似たようなことが。
あとがきで、インターFMの執行役員に就任した話。道理で聞きたい番組増えたわけだ。
YMOの話は経歴を語る上で欠かせないけど、ちょっとだけ。
年代ごとのフェイバリット曲リストはまたしてもヤバい。