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1985年のクラッシュ・ギャルズ 柳澤 健 文藝春秋 2011-09-13 |
「1976年のアントニオ猪木」「1993年の女子プロレス」ときて、ついにクラッシュギャルズ。
筆者はプロレス業界の人ではないのだが、まあー文章力があるので、引き込まれるのだよね。
85年以降の流れっていうのは、大体(雑誌などを通して だけれど)見てきてはいたのだが、その裏側で起こっていたことというのは、とにかく凄まじいしドラマよりもドラマチックなのであった。
全女という嫉妬と怨念が渦巻く本当に恐ろしい世界。長与千種はそんな中で育まれた天性のプロレスラー。一方のライオネス飛鳥はクラッシュ時代嫉妬でボロボロになり、90年代になって復帰してからプロレスラーとして本当の黄金時代を迎える。
GAEA JAPAN終了あたりまでを本人達への取材をもとにして追っかけている。
なお、例によって プロレスの仕組みに関しては全面オープン。