マイルス・オン・マイルス-マイルス・デイヴィス インタヴュー選集

マイルス・オン・マイルス?マイルス・デイヴィス インタヴュー選集 マイルス・オン・マイルス-マイルス・デイヴィス インタヴュー選集
ポール・メイハー マイケル・ドーア 中山 康樹

宝島社 2011-08-05
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原書:Miles on Miles: Interviews and Encounters With Miles Davis

主に60年代から80年代までの雑誌のインタビュー記事を再録してまとめたもの。
70年代、だからエレクトリック期のやつが多い。

まあ大体スタンスは一貫していて、ジャズという言葉を使うと噛み付く、白人社会に噛み付く(まあこれは仕方がない)、くだらない質問にはろくに答えない。昔の話をされても答えない。
ミュージシャン仲間によるインタビューも何本かあって、そうなるとかなりリラックスした感じになる。ガードが固い人だったという印象。

ただ、空白期間からの復帰後になると饒舌に変わる。昔話も拒否しなくなるのだな。ほぼ後ろを振り返らなかったマイルスですら、そうなるのだな。80年代はバンドメンバーに恵まれていない感じがインタビューからも伝わるねぇ、残念ながら。

Princeとの交流が80年代後半にあったんだけども、もらった手紙の内容を語ってたり、バンドメンバーのFoleyに “Gimme Some Chocolate”(後にThe Timeのアルバムに入った曲) を覚えておけ、もらったのは5曲か?とか言ってたりする。

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