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アレンジメント+シングルズ 坂本龍一 アルファミュージック 1990-03-25 |
坂本龍一 & Robin Scott名義の”The Arrangement”(’82)と’80,’81年のシングルをまとめたCDでアルファから’90年に出たものらしい。廃盤だが、前半の”The Arrangement”だけなら “Field Work + Steppin in Asia + Arrangement” でも聞ける。
(2014/12追記) “The Arrangement”は2015/1にリイシューされるらしい。
The arrangement(紙ジャケット仕様)
“The Arrangement”の4曲、ほとんどはRobin Scottが共同プロデューサーだった坂本作「左うでの夢」のRobin Scottボーカルバージョンである。元曲は必ずしもボーカル曲ではなく、ボーカルのラインも元曲は全然違っていたりする。
1. The Left Bank (「左うでの夢」の “Venezia”)
2. The Arrangement
3. Just About Enough (「左うでの夢」の “Relache”)
4. Once In A Lifetime (「左うでの夢」の “Tell’em To Me”)
Robin Scottっていうと誰?って感じだが、古い洋楽ファンなら”Pop Muzik“というシングルヒットで知られている “M” だって言ったほうが通りがいいかもしれない。昔はラジオでワンヒットワンダー(一発屋)特集なんてあると必ず “M” が入っていたもんだ。それから、TVKのミュートマワールドって番組の終わりの曲が “Pop Muzik”だった。
2013/1/6 “Radio Sakamoto” 岡村靖幸との対談で、教授は Robin Scott について「あんまり実験的な人じゃなかった。まとめよう、まとめようとしてね。まとめる力はすごく強かったですけど、僕はもっとまとめないで壊れてるようなものを作りたかったので、ちょっと方向性が合わなかった」と言っていた(この対談はPodcastで聞くことができる)。
後半のシングル集は1stの “ウォー・ヘッド“(’80) AB面と2nd “フロントライン“(’81) AB面。”フロントライン”ではピーター・バラカン先生の声も聞ける。カップリングは”Happy End”。YMO版(“BGM” に収録)と同じモヤモヤしたダブっぽい音もそのまま(?)使われつつ、ビートが入っていてメロディがちゃんと聞こえるバージョン。
Ryuichi Sakamoto & Robin Scott – The Arrangement (CD) at Discogs
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Pop Muzik: 30th Anniversary Remixes M Echo Beach 2009-09-15 |