マイルス・デイビス自叙伝

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原書:Miles: The Autobiography

口調からすると語り下ろしなんだろうか。一貫して圧倒的な自信をもって語っている。

上巻は、生い立ちから”Sketches of Spain“まで。理論的な基礎があった上で、新しいスタイルを貪欲に追求しつづけたのが他の幾多のミュージシャンとは違うところなんだろう。Dizzy GillespieとCharlie Parkerについての言及が多い。特にCharlie Parkerがどれだけ無茶苦茶でヤク漬けで、でも演奏が凄かったか。

下巻、60年代のクインテットからエレクトリック期、80年代。電化にはJimi Hendrixとの交流が大きな影響を与えていたようだ。あとはクスリ、多すぎて途中からさっぱりわからない女性遍歴、黒人としてのアメリカへの冷たい目線、尻が痛いという話(ずっと患っていたようだ)。Prince への言及が多い。Winton Marsalis はボロクソ。

ジャズそのものの歴史が見えるような。良い。