The Who初の単独来日公演。
客入りは上までギッシリ。年齢層はやっぱりだいぶ高め。でも、開始までの場内の期待感、高揚感というか、激しいものがあった。
Peteは黒帽子にサングラスつけたり外したり。1曲ごとにギターを取り替え、その度にズゴッというケーブルを挿す音が。ロックですね。ガーンとギターをかき鳴らすアクション、音の一つ一つが伝説な感じ。
Rogerのボーカルにはさほど衰えを感じなかった(音量で緩和されてる部分もあるだろうけど)。”See Me, Feel Me”ではちょっと「あー」って思ってしまったが、それくらい。
演奏は非常にタイトなもので、「昔の名前で」的な感じは全く無かった。
サポートメンバーもいいんだろうな。Zak Starkey(いわずとしれたリンゴスターの息子。すごい声援あった)のドラムは力強いし。Pino Palladino(bs)で想像される音って、Paul Youngあたりのフレットレスぶばぼばなイメージが強かったんだが、The Whoではステージの隅っこで、でもちゃんと要になるベースを弾いていて、さすが職人だなと思った。
今のThe WhoはPeteによってきっちり構成された曲をきっちり再現している。きっと昔はそれをパワーでグチャグチャになる寸前のところまで振り切って演奏していたんだろう、と思いを馳せる。
少しは予習していったんだが、曲がだいぶわからなかったのが無念。個人的な盛り上がりポイントはBaba O’rileyとWho Are You?かな。
あれがロックなのですね。