八百長★野郎

八百長★野郎 (kamipro books)
kamipro編集部
エンターブレイン
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初の「マッスル」本。マッスル坂井監修となっているが、どちらかというとkamipro陣の取材対象という立場。
そのほかは鶴見亜門、高木三四郎、ミスター高橋(坂井と対談)、菊池孝などが登場。

切り口は「カミングアウト」であるとか「ミスター高橋の暴露本」であるとかのいわゆる「プロレスのタブー」で、そこから、演劇との境界にある「マッスル」を浮かび上がらせようとしているんでしょうね。たぶん。
僕はカミングアウト云々はどうでもいいし、こういう部分に異常に反応するkamipro的なあり方は嫌いなのでこの本のスタンス自体にあんまり関心しない。週プロの「プレッシャー」あたりからずっと続いている気持ち悪さというか。
とはいえ坂井の発言に関してはおもしろい。

杉作J太郎はプロレスにトラウマがあるんだろうに無理矢理ひっぱられてかわいそう。内容も全然「マッスル」と関係ないし。あと大槻ケンヂは、公の場でZERO1-MAXにクソぶっかけた分際で、「まだプロレスが好きだ」みたいな未練がましいことをグチグチいっていて幻滅だ。自分の発言には責任持てって。

「マッスル11」の台本も載っている。