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「三栄土木」とは、東京都稲城市百村周辺に存在した造成地のことで、昭和期の特撮作品である『ウルトラシリーズ』や『仮面ライダー』などのアクションシーンが、赤土が特徴的なこの場所で撮影されました。東映生田スタジオが存在した1970年代前半を中心に、多くのロケ地として使用されました。
「三栄土木」というのはもちろん地名ではなく、当時のスタッフが呼んでいた呼称で、造成を請け負っていた業者の名称です。
「シン仮面ライダー」を見た人のうち一部では盛り上がったかもしれない「三栄土木」。
京王相模原線稲城駅の南側に位置するエリア。
ライダーシリーズ、戦隊シリーズで戦うシーンの「あの崖」ですね。
国土地理院地図 1979-1983年
左上にあるのが稲城駅。駅前なのにねぇ…とても爆破しやすそうな土地。
これが2019年になると
もうほぼ跡形もないのだが、2021-2022年あたりに実地で撮ってきた写真があるので載せておく。
北側から見た遠景。左端だけ少し昔の崖っぽさが残っている。「そびえ立っている感」は今もある。
造成された結果、現在は崖の上に登れる。もっとも高度があるエリアの、それっぽさが残っているかもしれない風景。
池があった辺り
先ほどの地理院地図で言うと右下あたりに位置する崖下から崖上を見上げた感じ。
おそらくさらに開発が進んだであろうから、最終的にはこの高低差だけが往年を偲ばせるものになるかもしれない。
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グラウンドワークス:
発売日 : 2023-02-22
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