テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
posted with amazlet on 07.03.18
Joseph Jaffe 織田 浩一
翔泳社 (2006/07/22)
売り上げランキング: 5427
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メディアの主導権は、賢く猜疑心の強い消費者に移っている。もうテレビCMは無効である。インターネットを利用した新しい広告手法、マーケティングを考えないといけない。てなことを、アメリカの広告屋さんが広告業界の人間に向けてひたすらアジテーションしている、そんな本。
アメリカの話なんで、実例でピンとくるのっていってもNikeとiPod+U2くらいなんだな。そういう意味ではようわからんのだが、逆に興味深いところも少しはある。
バイラルマーケティングの成功例として、Burger Kingの“Subservient Chicken”(何でもいうことを聞くニワトリ)キャンペーンがあった。3年くらい前の話だと思うんだが、このサイトは今でもやっているみたいで、かなりくだらなかったw。ニワトリ君、いろいろやってくれたよ…
branded entertainemnt の例、Tiger Woodsが素人のゴルフにいきなり登場してドッキリを仕掛けるというBuick社のコンテンツ。
他には、アメリカでTiVoの与えたインパクトってすごいんだな、とか。
さて、日本はどうだろう。最近CM枠は公共広告機構と「CMのCM」だらけになってるような気がする。一方、消費者が賢くなってるかどうかはわからん。何しろ「あるある」見てみんな納豆買いに走る有様だから。アメリカに近い状況になるのは10年後くらいか?