映画「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」公式サイト 2020年10/23公開
Once Were Brothers: Robbie Robertson and The Band (2020) – Rotten Tomatoes
ロビー・ロバートソンの自伝の映像版と言って良い。時間的な問題もあってかだいぶ端折られてるところもあり、あの分厚い本を読んでから見たほうが良いかも。ロビーのインタビューショットはなぜかカメラ正面を向いて超カメラ目線でまぁー明瞭に明晰に語るのだった。夫人のドミニクさんも喋るけどこの人がまた今でも綺麗ですごく知性的。動く映像素材はちょい少なめか。基本的にはロビー・ロバートソン史なので、相棒だったリヴォン・ヘルムはともかく、他のメンバーへの言及はそんなに多くなくて、主に事故ったとかトラブルの話。ガース・ハドソンなんてほとんど触れられてないもんな。ほかの出演はマーティン・スコセッシ(エグゼクティブプロデューサーでもある)、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・サイモン、ロードマネージャーの人、デヴィッド・ゲフィン、クラプトン… ピーター・ゲイブリエルはなんでいるんだっけと思ってしまったが、87年のロビー初ソロに参加していたのだった(ダニエル・ラノアつながり)。あと健在だったロニー・ホーキンス!
解散後のリヴォンの恨みつらみも一応周りの人に代弁されていてちょっとだけ配慮ありかな。リヴォンが亡くなる直前、もう意識はなかったけどロビーは会いにいっていたのだそう。やっぱり、解散後のロビーと他のメンバーとで差がありすぎるなってことを改めて思うんだが…まあ全ては酒とドラッグで壊されたということか。