誰のための会社にするか
posted with amazlet on 06.11.25
ロナルド ドーア Ronald Dore
岩波書店
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会社のあり方をアングロサクソン的な「株主所有物企業」と日本みたいな「準共同体的企業」に二分した上で、後者の方が好ましいと主張している。
一つもピンとくるところが無い。そもそも問題設定の仕方自体がよくわからん。
主張の根拠にしても、経営者を買いかぶりすぎだし、この人が対象としているであろう「主要企業」とかいうものの中では、もう性善説なんて成り立たないだろうに。一つだけの例をあげつらって全体を語る論法もどうかと思う。
オレがもっとジジイだったら共感するところがあったのかもしれないけど。