「8時だョ!全員集合」昭和45年8月8日 旧杉並公会堂生放送 @ 杉並区立郷土博物館分館

分館企画展『8時だョ!全員集合』昭和45年8月8日 旧杉並公会堂生放送(郷土博物館分館)

やっているのを知らなかったんだがありがたいことに教えてもらったので早速行って来た。。
入り口には仲本工事、高木ブー両氏のサイン。ブーさんは昨日来てたみたい。

展示内容としては山田満郎氏のセットのスケッチおよび上部から見た図面、台本と音声のテープ、VTR上映、たかしまあきひこ氏の譜面。

山田満郎氏のは結構な量がある。この人の著作で「8時だョ!全員集合の作り方」という

8時だョ!全員集合の作り方―笑いを生み出すテレビ美術 8時だョ!全員集合の作り方―笑いを生み出すテレビ美術
山田 満郎 加藤 義彦

双葉社 2001-05
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バイブルみたいな本があるんだが、これにも載っているやつだと、

・242回 巨石が家に落ちる屋台崩し
・341回 建築中の家屋、一階部分だけが崩壊
・522回 歌うお化け屋敷
・47回 一回転する家 (模型)
・665回 金田一シリーズで生首多めの回
・532回 パリの俯瞰セット
・287回 逆さまSLが鉄橋を渡る(すわ親治が運転士。図面とスケッチは本にはなかった)
・187回 クジラの体内
・482回 自動車が家に飛び込むやつの初回の方(パトカーじゃないやつ)

があった。
未掲載のだと、47,99,253,294,750回 など。

本にあまり載ってなかった(スケッチではなく)図面の方が多くあったのはすごく良くて…会場によっては回り盆が書いてあって、長尺コントのあとの歌のセットが裏側にあったりとか。図の中に番号が振ってあって、それは「道具帳」の図面(1回あたり10枚くらい作ったらしい)と対応していると。

台本は2冊あってひとつは表紙と裏表紙のみが見える 426回のもの。裏表紙に土曜日当日のスケジュールが朝10時のドライリハーサルからみっちり書いてあった。
もう一冊は長尺の警察コントの四人メンバー登場し終わったところ(?)が開かれていた。いくつか直しの書き込みがあり、いかりや署長以外の全員で「ユー・フォー!」とやるように直されてた。ということは78年ごろかな。404回か418回?
分厚くて100ページ弱はありそうな。これが毎週だったのか。。

そもそもこの企画展自体、旧杉並公会堂で生放送されたことにちなんで、なのだが全員集合の1回については図面はあるもののそれ以外は情報提供求む、な状態のようだった。
ただし、それ以前の「進め!ドリフターズ」では4回使われていたらしい。「進め!ドリフターズ」のセット図面とスケッチ、台本もあった。

あとは、セット背景(「バンドバック」と呼ぶらしい)の原画(山田満郎氏による、例の模様のやつ)。色見本がついていた。上の写真にも載っている、写真撮影コーナーにあったのはその原画を引き延ばしたものだと思う。

10周年記念で関係者に配られた写真パネル時計は高木ブー氏所蔵品。

たかしまあきひこ氏の譜面は「盆回り」と「ヒゲダンス」であった。
「盆回り」は当初「追っ掛け」と呼ばれており、譜面の題名もそうなっていた(これ知らなかった!)。「ヒゲダンス」は「ヒゲ」とだけ書いてあった。よく知られているように Teddy Pendergrass の”Do Me”という曲のリフが元ネタだが、志村けんに依頼されて たかしま氏がちゃんと編曲していたのだった。「何回もリピート」「3回目くらいからチョッパー入れてください」、(ギターのパートに)「8小節くらいからキザミ」みたいな指示。あと冒頭部分も「ファンファーレ」として書かれていた。

結構な人だかりで時間帯によっては身動きもできない感じではあったのだが、主な原因はみんなが一生懸命VTR(だけ)を見ているから、だった。。。。そっちは買えばいくらでも見られると思うんだがなぁ。

なお、展示は来週までで、展示物はこのあと早稲田の演劇博物館に寄贈されるらしい。