毎年恒例らしいのだよね。今年は色んなサイトで紹介されてたりもしたので混雑具合が気になりつつもとりあえず行くことに。
北府中駅から見ると府中刑務所の正面入口はちょうど反対側にあるので10分くらい歩かないといけない。10:10頃に着いたら、今度は入場待ちの列が。5-10分くらいだったかな。
それで、事前に調べてたのと同じプリズン祭りゲートが。
イベントが行われている場所は職員の住宅棟(普通の団地)があるエリアで、いわゆる塀の中ではないのですね。
一番の呼び物は所内見学、今年はなぜか「プリズンアドベンチャーツアー」というはっちゃけた名前になっている。まあ事前情報ですごく人気だというのを知ってたので、今回は行かなくていいかなと思ってたんだけど…
刑務所レシピを再現した麦飯食堂っていうのもあってw 開店前の10時代にもう長蛇の列が。行列に並んで麦飯ってのはすごく奇妙だ。。。
塀はこんな感じ。
なんとなく流れでアドベンチャーの受付を目指してしまう。その場所は結局今来た方角に戻って武蔵野線の線路沿いに出たところにある…のかよ…
はい。そんで、右側の写真が、塀の中への入り口。でかい金属扉。この前にながーい行列ができておってここで待ちました。10:30くらいからかな。
実際に扉の前まで来たのが12:45とかそんなもんだと思う。2時間並んで塀の中に入るのは奇妙だ。今までで一番混んでいたようである(ガイド刑務官さんの話から推測すると)。
住所と名前を「プリズンアドベンチャーツアー記入券」に書き(以前より書類の名前がカジュアルになってるみたい)、カメラ,携帯の類は配布されたビニール袋に入れて口を結んで手に持たなければいけない。
扉がゴゴゴと開くとその先にも巨大な金属扉があって二重になっている。その扉と扉の間の高い塀に囲まれた狭いエリアでしばし待つ。扉はこまめに開閉されている。この時点で既に見学者は二列ごとに分けられて並び、グループ分けがされている。
二番目の扉の先に護送用のマイクロバスが複数停まっていて、まずはそれに乗る。窓が真っ黒で外から見えないやつ。中からは見える。ここでガイド役の刑務官さんが乗ってきて諸注意と案内スタート。スタート地点は刑務所の西端なのだが、バスで一番東の端まで行って、そこから主に工場エリアを歩いて戻ってくるコース。所用時間約20分。
工場は 車検、印刷、革製品 など。
当たり前っちゃあ当たり前なのだが、建物の中も外もおそろしく整然とした空間。全ての窓には金属の格子がついている。
工場の端にはトイレがあったりするのだが、部屋全体が窓つきになっているほか、個室も上半分は窓になってるところがあった。
工場内、いろんな注意書きやスローガンが貼ってある。そのうち、「⚪︎⚪︎十則」みたいなのがあって、それは英語版と中国語版もあった。韓国語版は見当たらなかったな。
工場以外で、中に入ったのは体育館、講堂、風呂。
入り口にでかく「心構え」が書いてある。ひげそり中の人にぶつからないように、モミアゲの長さはここまで(図解)、かけ湯は2杯まで、など。節水しないと予算が足らんみたいな話だった。
洗い場は55名同時収容でかなりギチギチ。「3分前」、「1分前」、「出浴」 ってランプがある。
やっぱりなんかゾワゾワする空気。。
13:16に最初の地点に戻って塀を出た。もう入り口の行列は途切れて半分くらいになっていたのだが、これは空いたからではなくて受付終了したからみたいだ。
戻ってきたら 麦飯は終了していた。人気らしい刑務所製コッペパンも終了。その他屋台の食べ物軒並み終了。
ステージでは刑務官バンド「デビルス」が黒ずくめで「北国の春」を演奏。曲間のMCでは、去年来ていた阿蘇山大噴火がラジオでこのバンドについて、なぜキーボードが二人なんだと指摘していたことに触れ、いまキーボード二人って普通です と言ってた。このステージも例年よりだいぶ人が多かった模様。
そんな感じだったので飯はもうあきらめて、後は刑務所製品を見たり、展示を見たりして出所。
待ち時間で時間と体力消耗してしまったのが反省点。見る順番はうまくやりくりしないとアレですな。
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All Color ニッポンの刑務所30 外山 ひとみ 光文社 2013-03-16 |