![]() |
トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代 魔法使いの創作技術 (P‐Vine BOOKs) ポール・マイヤーズ 奥田祐士 ブルース・インターアクションズ 2011-07-29 |
原書:A Wizard, A True Star: Todd Rundgren in the Studio
Todd Rundgren のソロ、ユートピアの作品、プロデュース作品を軸に、その作り方を関係者(本人含む)のインタビューであぶり出すというかなり気合いの入った本。インタビュー対象も Robbie Robertson, Hall & Oates など大物を含んでいる。Todd本だけに、機材についてもそこそこ押さえられている。
仕事が早く、楽器のように卓を操り、ルール無用で、皮肉を言いっぱなしで、最終ミックスでクライアントがみんな頭を抱え、仕方なくリミックスをするwというパターンが浮かび上がってくる…
やはり基本的にロックの人。でありつつ、エンジニアリングにも秀でているというところがすごいのだな。
大モメしたという伝説のあるXTCの”Skylarking“、今となっては当人達もそんなに否定的ではないのは意外だった。
すげーおもしろかった。70年代のロックが好きな人なら読んでも損はないだろう。