ジャバーウォッキー 4Kレストア版

Jabberwocky – Rotten Tomatoes
『ジャバーウォッキー 4Kレストア版』公式HP

ジャバーウォッキーはテリー・ギリアムの単独では初の監督作品。国内ではあまり見る機会はなくて自分も初見。今回の4Kレストアはジョージ・ルーカスのバックアップによるものらしい。今回スクリーンそこそこな大きさだったが粗も目立たず。

現在のギリアム作品でも描かれ続けるモチーフが芯にあり、そこは変わらない。一方、まだモンティ・パイソン色も強く残っている。主演マイケル・ペイリンの「状況を飲み込めてない人」キャラは第3シリーズの自転車野郎を思わせるし、やたら長尺なギャグで 笑うというより苦笑いなテイストは第4シリーズを彷彿とさせる。群衆のワサワサ感はライフ・オブ・ブライアンだろうか。ゴア描写に歯止めが利いてないのは、時代もあるしそもそもアニメで散々やっていたことではあるのだが、実写でやるなよというか(苦笑)。

パイソンズ関連ではテリー・ジョーンズ、ニール・イネス、ギリアム自身も例によって口をひん曲げながら出演。

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