ラッセンとは何だったのか? ─消費とアートを越えた「先」 / 原田裕規

2012年に「ラッセン展」が開かれて、その流れで出版された2013年刊。ラッセンやヒロ・ヤマガタのような「インテリアアート」(っていう呼び方があるのね)、公募団体展、現代美術を並べるという現代美術側からの試みであったようだ。

2000年の段階で中ザワヒデキが「ヒロ・ヤマガタ問題」として提起してその頃に村上隆との対談もstudio voice誌であったとのこと。村上隆は同列にされることに否定的だったようだ(「一緒にするな」というニュアンスかな)。

複数の人が美術の文脈で作品の分析をしている。上下の面分割、平面性、過剰なまでの要素配置とそれぞれの関連性の希薄さ…それぞれの分析からあまり広がりが生まれないというところで、「美術」との根本的な食い合わせの悪さ?みたいなものが感じられる…

ほかにアールビバンの商法(当然これは避けては通れない!)とか、日本の「郊外」「ヤンキー」との親和性とか、ラッセンの音楽作品(!!)についてとか。

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